初めに下の基板設計画面を見てください。この基板のコンポーネントとエアワイヤ・ラッツはとても配線するのが複雑で難しいように見えますがPCBレイアウトプロセスを大幅に支援してくれます。次のテクニックは4Kディスプレイを用いることでこのような複雑なラッツも楽々配線することができます。
テクニック紹介:
ラッツの周りにコンポーネントを移動させ、ラッツの長さが最小になるようにコンポーネントを配置すると銅線のトラックの長さを最小限に抑えることができます。PCB上で部品を配置する際に必要な部品グループの回路図を参照しながらネットの長さを調節することで最適なソリューションを提供してくれます。
ここで注意しほしいのが回路図を参照しすべてのコンポーネントを一度に配置するのではなく、機能に関連したグループに分けて基板上にコンポーネントを配置してください。
ネットを配線する際にはインタラクションバー(ショートカットキーF9)を使用してネットをハイライトします。
ツールバーの「Add Track」アイコンをクリックしインタラクションバー(Goto - Net)で必要なネットを選択してそれと接続されているすべてのパッドをハイライトします。
下記の様に普通に銅の配線をルーティングします。
ここでネット接続を目立たない色にしたり、逆にハイライトされたネットを配色により目立たせることで視認性の向上をさせることができます。
カラーメニュー(ショートカットC)を起動し「Settings and Highlights」タブを選択し「Connections」と「Selection」の色を要件に合わせて変更します。これらの色はそのデザインの特性に合わせていつでも変更できます。
作業しているPCBのネットが見やすくなりました。
さらにカスタマイズするとカラーメニューの「Layers and Layer Spans」を使用してシルクスクリーンからパッドを強調することもできます。グリッド内のカラーボックスを選択して色を変更し必要に応じて「Apply to Row」します。下の図はシルクスクリーンの色強度を弱くしたものです。
これによりルーティングがより明確になりました。
注意:
上記のように色オプションを使用し各種の色を変更しますが、デフォルトの色を復元したい場合はスクリーンキャプチャを最初に記録しておきましょう。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。