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(質問No.1-19)断面が捻じれないスイープ形状の作成方法について知りたい
(本文)スイープを使ってある断面をパスに沿って形状を作成すると途中で断面が回転してしまいます。回転しないようにな形状を作成するにはどのようにしたら良いでしょうか。
(回答)
スイープは基本的にパスの法線方向に断面を常に向かせながら形状を作成します。
しかしながらパスの法線方向はシステム内部で持っている情報であり、ユーザ側にて方向を確認できたり意図的に方向を変更することは出来ません。例として下図の場合、フレームのくぼみ形状に合わせてパッキンゴムをはめ込んだ形状をスイープで作成しようとすると終端に向かって断面がわずかに回転してしまい、フレームと干渉した形状が作成されてしまいます。
これを回避するにはパスを複数選択し、断面の回転を抑えます。以下の手順にて実施可能です。
① [プル]を押下
② 断面を選択
③ Ctrl+Altキーを押しながらパスを複数選択
④ [最後まで]を押下
パスは何本でも選択可能ですが、全てのパスの通過点での断面形状の整合性を取ろうとしますので本数が増えるとそれだけ複雑化し、形状の作成に失敗する可能性がありますので極力少ない方が良いでしょう。
また、オプションの「起点のパスに直角」にチェックを入れた場合と入れない場合で終端形状に違いがでてきます。「起点のパスに直角」にチェックを入れた場合には、パスに対して常に断面が直角に配置されるように作成されますが、チェックを入れない場合には初めに定義した断面と常に平行になるように形状が作成されます。
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