DesignSparkの元となるソフトウェアSpaceClaim EngineerのQAからアクセス頻度が高く、なおかつDesignSparkでもそのまま使えるQAを随時アップしていきます。
(質問No.1-17)[移動]ツールについて知りたい
(本文)DesignSparkMechanicalの[移動]ツールの操作方法について教えてください。
(回答)
DesignSparkMechanicalではオブジェクトの一部の形状の位置を動かしたり、コンポーネントをアセンブリする際に適切な位置に移動させるために[移動]ツールを使用します。 [移動]ツールは「移動ハンドル」を利用して選択されたコンポーネントやオブジェクトを移動させます。「移動ハンドル」は選択された対象の体積中心(面の場合は面積中心)にデフォルトで表示され、その3方向の矢印とそれぞれの間にある回転方向の矢印をドラッグすることで移動方向および距離や角度により移動させることができます。
そして「移動ハンドル」はその中心となる「球」が全ての基準となり、寸法などはこの「球」を基準として作成(計測)されるので、移動させたい対象の「どこ」からの位置にこの「移動ハンドル」を置く必要があります。「移動ハンドル」位置はオプションの[アンカー]を使用するか、「球」を直接ドラッグ&ドロップしてその移動対象の基準となる位置に移動させます。
例えば下の図は上部の立方体の端面と下の立方体の端面で寸法を定義して位置合わせをしたい場合の手順例になります。移動させたいハンドルの位置を変更することで適切な位置の定義ができます。
その他、オプションを使用することで様々な移動方法を定義できます。
ここでは特に良く使用する4つのオプションについて説明します。
【方向に移動】
移動対象を既存のエッジや面等の方向に移動させたい場合に使用します。
① 移動対象を選択
② [方向に移動]オプションを押下
③ 方向の参照となるエッジ、面を選択(赤い矢印がその方向を向きます)
④ 赤い矢印をドラッグして移動
【パスに沿って移動】
移動対象を既存のエッジ等に沿って移動させたい場合に使用します。
① 移動対象を選択
② [パスに沿って移動]を押下
③ 参照のエッジを選択
④ エッジ上の青い矢印をドラッグ
【~まで】
移動対象を選択した面やエッジまで移動します。
① 移動対象を選択
② [~まで]を押下
③ 参照の面やエッジを選択
【オブジェクトの方向へ】
移動対象自身を選択した面やエッジと同じ方向に向けます。
① 移動対象を選択
② 向けたい移動ハンドルの矢印を選択
③ [オブジェクトの方向へ]を押下
④ 参照の面やエッジを選択
コンポーネントの位置を移動させて、アセンブリをくみ上げるには上記の方法を組み合わせてXYZのそれぞれの方向に移動させることで適切な位置に各部品を配置することができます。
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