DesignSparkの元となるソフトウェアSpaceClaim EngineerのQAからアクセス頻度が高く、なおかつDesignSparkでもそのまま使えるQAを随時アップしていきます。
(質問No.1-26)DSM複数台使用時にオプション設定を共通にしたい
(本文)DSMを複数台使用していますが、オプション設定を全て同じにしたいと思います。一台ずつ設定のファイルをコピーするのではなく、設定ファイルをサーバ等において全てのPCがそのファイルを参照しに行くような方法はありますか?
(回答)
DSMの設定ファイルは「user.config」というファイル名にて存在します。デフォルトではC:\Users\ユーザ名\AppData\Local\DesignSpark Mechanical(SpaceClaimになっている可能性があります)の下に存在しており、設定に変更があった際には自動でこのファイルに上書きされます。仮にこのファイルを削除したとしても、次にDSMを立ち上げた際に必ず自動で再作成されます。
この挙動を念頭に置いてください。
オプション設定を変更して、エクスポートした後にこのファイルを任意のフォルダー下に置くことでその場所を参照するようにするためには各PCに環境変数と値を設定することで可能となります。ただし環境設定にて参照先を指定しても、デフォルトに存在する「user.config」と環境設定で設定した「user.config」の両方を必ず確認し、日付の新しい方を参照しにいくのが仕様となっています。
この挙動も覚えておいてください。
上記2つを踏まえた上で設定手順を下記に示します。
① 共通で参照する「user.config」を準備します。
・ファイル > DesignSparkオプション で各項目の設定を実施
・ファイル > DesignSparkオプション > 詳細>ユーザ設定のエクスポート にてファイルを保存
② 作成したファイルをサーバ等の共通参照先フォルダへ配置します
・ファイルのアクセス権を「読み取り専用」に変更を推奨
③ 各クライアントPCに環境変数と値を作成
・システムのプロパティ > 詳細設定 > 環境変数 > 新規 にて
環境変数 DesignSpark Mechanical_ADMIN_CONFIG
値 ファイルまでのフルパスを記載 (例 \\dell_server\shared\rob\user.config )
④ 各クライアントにあるローカルの「user.comfig」を削除
・C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\DesignSpark Mechanical(SpaceClaimになっている可能性があります)の下の「user.config」を削除
⑤ DesignSparkMechanicalを起動
初めに環境変数に記載されたフォルダーの「user.config」を参照しに行き、そのファイルをローカルにコピーします。
これで共通として参照するファイルとローカルにある「user.config」は同じものになります。
その後、オプション設定を変更したい場合は、いづれかのPCにてuser.configを作成して共通ファイルに上書きすることで各ローカルPCのuser.configと比較して共通ファイルが日付の新しいしいファイルなので、そのファイルを参照します。
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