DesignSparkの元となるソフトウェアSpaceClaim EngineerのQAからアクセス頻度が高く、なおかつDesignSparkでもそのまま使えるQAを随時アップしていきます。
(質問No.1-4) 小さいパーツをまとめて引き算したい
(本文) 大きな形状の中に複数の小さなパーツが内包されているモデルがあって、その小さなパーツをまとめて引き算してくりぬくように削除したいです。このように削除したい箇所が複数あって、削除漏れがないようにするためには何かいい方法はありますか?
(回答)
小さなパーツをまとめることが、抜け洩れ無く、簡単に作業を実施できるコツです。まとめるにはコンポーネント化することが最適です。
○コンポーネント化
小さいパーツをコンポーネント化するには以下の手順で行います。
①まとめたいソリッドをCtrlキーで複数選択するかShftキーで範囲選択(上から下までのリスト選択)をします。
②マウス右ボタンメニューから[新規コンポーネントに移動]を選択します。
③新しいコンポーネントが作成され、その下に選択されたソリッドが全て移動します。
※ドラッグ&ドロップでソリッドを移動させることも可能です。
あとは[組合せ]ツールを実施する際にコンポーネントを選択することで、その下の全てのソリッドを選択したことになります。手順は以下の通りです。
①[組合せ]ツールをクリックします。
②大きな形状をクリックします。 ->引き算のターゲットボディとなります。
③[カッター選択]ツールガイドが有効になったところで、ストラクチャーツリーから小さいパーツがまとめられているコンポーネントをクリックします。
->コンポーネント内のすべてのボディがソースボディとなります。
->削除するボディが、大きな形状と同じ階層に配置されますので、削除するときにも選択しやすくなります。
([削除する領域を選択]ツールガイドでは選択し難いことがあります。)
補足
○ボックス選択
小さいパーツがコンポーネントにまとめられていない場合には、ボックス選択などで選択することになります。手順は以下になります。
①[組合せ]ツールをクリックします。
②大きな形状をクリックします。
->引き算のターゲットボディとなります
③[カッター選択]ツールガイドが有効になったところで、小さいパーツが完全包含されるように左から右にボックス選択します。
->ボックス選択に包含されたすべてのボディがソースボディとなります。
->削除するボディがターゲットやソースと同じ階層に配置されることがありますので、不要なボディの判断が難しくなることがあります。
[削除する領域を選択]ツールガイドで、個別にクリックすることになろうかと思います。
->削除に不必要なソリッドやソリッドの選択が足りない場合にCtrlキーを押しながら個別に選択/選択解除をする必要があります。
選択漏れを防ぐのであれば、コンポーネント化しておくことをお勧めします。
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