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DesignSpark PCB: クイックスタートガイド2 [回路図作成編]

ここでは、基板CAD初心者の方に、DesignSpark PCBの一通りの使用方法(回路図作成からプリント基板設計まで)を、全4回のシリーズに分けてご紹介します。今回、第2回目は回路図を実際に製作していきましょう。
第一回目はこちらです

回路図の作成

サンプルに入っていた次の回路の回路図を実際に作成していきましょう。

ファイルの新規作成

メニューバーから[File]>[New]を選択します。

New Designダイアログが開きますので、[Design Type]>[Schematic Design]を選択し、[Use Technology File:]にチェックを入れ、[default.stf]が選ばれてることを確認して[OK]を押してください。

すると、下記のようなドットの打たれた白いシートが表示されます。

一度、メニュバー[File]>[Save]を選択して、任意の場所にファイル名をつけて保存してください。

部品の配置

部品の配置方法を説明します。インタラクションバーの[Add Component]タブを選択しましょう。インタラクションバーが表示されていない場合はF9キーを押して表示してください。

下図のようにライブラリを選択します。(ライブラリが表示されていない場合は、ライブラリが適用されていない可能性があるので、クイックスタートガイド1を参照してください)

目的の部品名をダブルクリックすることで、部品を配置できるようになります。

回路図上をクリックして配置したい場所へ部品をおきます。配置を終了するときは、回路図を右クリックして、[Cancel]を選択しましょう。

必要部品の用意

回路に必要な次の部品を準備しましょう。".cml"で示されているのは、部品ライブラリの名前です。



以下の部品を画面上に配置してください。

 

ライブラリ名

コンポーネント名

部品名

個数

 ①

discrete.cml

C
R


 ②

Scheme.cml

+15V
-15V
0V
To (矢印)

2
2
4
2

 ③

Connector.cml

D9F

1

 ④

AD844AN

1


①②③の配置時、カット(Ctl+C) 、貼り付け(Ctl+v)、アンドゥ(Ctl+z) といったショートカットが使用可能です。①②③は基本的にどのような回路でも利用する記号が入っていますので、覚えておくと便利です。 

では、④はどのライブラリに入っているのでしょうか? このような場合、部品の検索機能を使うことで目的の部品を探すことが可能です。

部品の検索

部品の検索は、[Add]メニューを開き、[Component...]を選択してください。

[Add Component]メニューが表示されたら、[library:]のドロップダウンリストで[All Libraries]を選択してください。すると、すべてのライブラリの部品が検索可能になります。

[Component:]に部品の型番を打ち込んでいくと目的の部品が存在する場合は表示されますのでその項目をクリックし、[Add]ボタンを押して部品を回路図に追加します。配置のしかたは先ほどと同様です。

これで、すべての部品を回路図上に用意できました。

部品の値の設定

さて、部品をそろえることはできましたが、まだ抵抗値やキャパシタンスがデフォルトのままになっています。これを変更していきましょう。たとえば、R3の抵抗値を1.6kΩにしたいとします。R3の回路記号をダブルクリックしてください。

すると、次のようなプロパティウインドウが開くますので、[Values]タブに切り替え、"Value=1K"をダブルクリックしてください。

値の設定画面が出ますので、値を"1K"から、"1.6K"に変更し、[OK]をクリックします。

先ほどのプロパティウインドウに戻りますので、値が変更されていることを確認し、ウインドウ下部の[適用]をクリックし、[OK]を選択してプロパティウインドウを閉じます。

すると回路図に値が反映されているのが確認できると思います。

同様の手順で次の図のように値を設定してください。

*ただし、コンデンサはもともと値が表示される設定になっていないので、値を記入した後、チェックボックスにチェックを入れることを忘れないようにしてください。

部品の配置・反転・回転

部品を回路図に配置するために、反転や回転をしてみましょう。"D9F"コネクタの記号を接続しやすいように反転させます。

回路記号をクリックして、Fキーを押してください。反転します。

続いて、回転です。R2とR3の抵抗を回転させましょう。

回路記号を選択して、Rキーを押してください(回路記号ではない部分をクリックしてしまうと、部品名などだけが回転してしまいます)。 押すたびに90度ごと回転します。

同様にして、C2、C3のコンデンサも回転して縦にしておきます。

部品同士を接続させやすい位置に次のように移動します。この際、回路記号を選択するようにしてください。部品名だけを移動させたい場合は、部品名だけをクリックすることで移動することが可能です。

回路図の結線

ここから、部品同士を結線していきましょう。部品の×印を接続したい部品の端子の×印までドラッグして離すと結線可能です。

途中でドラッグを離すとそこまでの配線が一度ひかれますのでそこを始点に再び他の端子を結ぶルートをひくことができます。配線の曲げ方は、Wキーを押すことで変更することができます。(示している以外の曲げ方もあります)

同様の手順で次のように結線してください。(わかりやすいように配線部の色を変えています)

配線の交差箇所について、● のついている部分は結線されていることになります。何もついていない部分は結線されていませんので注意してください。配線されているか不安な場合は、部品を少し動かしてみることで、配線も連動して動けば正しく配線されていることが確認できると思います。

Netの設定

続いてNetの設定をします。回路図上で結線されていなくても同一名のNet同士は接続されるので回路図が複雑化するのを防ぎます。"D9F"コネクタの6番ピンからのびる配線を右クリックしてください。

表示されるメニューから[Change Net...]を選択すると、設定ウインドウが出ますので、[Net Name:]に"OUTPUT"と入力してNetに名前を付けます。[Net Class:]は、"signal"になっていることを確認して、[OK]を押してください。

その後、再び"D9F"コネクタの6番ピンからのびる配線を右クリックして、メニューから[Display Net Name]を選択します。

すると、Netの名前が表示されました。

同様の手順で、右側のTO端子に接続された配線も"OUTPUT"に設定します。

途中、このようなメッセージが出ると思いますが、[OK]を押してください。これにより、先ほどの配線とこちらの配線が接続されたことになります(プリント基板作成の際にも反映されます)。

同様に表示設定も変更します。

回路図完成

これで回路図が完成しました。

次回は、この回路をプリント基板として設計していきましょう。

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3 コメント

  • 0
    Avatar
    kazumi okamoto

    電源の選択方法が分かりません。説明の通りだと+-5Vの電源しか見つかりませんでした。また、説明されていない+-のパーツがありますが、電源?AD844ANはどのようにして選択したのでしょうか?TEXTとVALUEの関係どうなっているのでしょうか?Cの値の変更方法がわかりづらいです。

  • 0
    Avatar
    kazumi okamoto

    必要なパーツが見つからない場合はどうしたら良いのでしょうか?

  • 0
    Avatar
    kazumi okamoto

    ライブラリーに部品を追加する方法が分かりません。RSの品番でも追加登録することが出来るのでしょうか?

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